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憧れの東京23区

東京に住むということは憧れもあるでしょう。
しかし、現実的な問題を考えたときに、東京に住むことにメリットがなければ、何も移り住むこともありません。
子供のころのあこがれだけでは、大人はそれぞれに事情もあり動くことはできないのです。

田舎に住むのか、23区に住むのか、いったいどちらが暮らしやすいのか。
ある意味では、永遠のテーマでもありますが、その人が置かれる環境によっても違いがあるものなのです。

最終的には、住めば都とも考えることができますが、それぞれにメリットがあり、住みやすさということでも違いが生まれてきます。

田舎の方が住みやすい?

暮らしやすいという言葉は、あくまでも主観です。
自分に合ったところが一番なわけですが、それぞれに良さがあるものです。

利便性ということから考えれば、断然東京が住みやすく利用しやすいのは当然です。
日本の中心であり、欲しいと思う物は探せばほぼ見つけることができます。
人も多く需要もたくさん存在することから、さまざまな物が集まっているからです。

田舎には、そこまでの需要は存在せず、欲しいと思っても手に入れられないものはたくさん存在し、この差はかなりの開きになるはずです。

逆を考えると、自然や空気といった買えないものは田舎には勝てません。
利便性が高いということは、確かに重要な意味を持ちますが、自然もなくなってしまいますし空気もきれいとは言えないでしょう。

便利であることが住みやすいことに繋がらないのは、こうした環境が大きな意味を持つからです。
住みたい田舎として人気なのは下記のような場所です。

住みたい田舎総合ランキング上位5位
1位:宇佐市(大分県)
2位:武雄市(佐賀県)
3位:竹田市(大分県)
3位:豊後高田市(大分県)
5位:倉吉市(鳥取県)
5位:大町市(長野県)
5位:郡上市(岐阜県)
日本の住みやすい田舎ランキング(ハピママ)

田舎に移住をする人も増えているので、田舎の良さを再発見してみるのもいいでしょう。

ただし、需要がなくなる分だけ、仕事の量も減ります。
どのあたりに妥協点を見出すのかというところも、住みやすさに関わってくるかもしれません。

そういった妥協点として、都内近郊の都市は人気です。
特に埼玉県・千葉県・神奈川県は東京都内へのアクセスもしやすいため、
ベッドタウンと呼ばれるエリアも多く存在します。

特に持ち家が欲しい場合は、都内で土地を購入するとなるとそれなりにコストがかかるため、埼玉などに注文住宅を建てるという選択をする人も多いようです。
セミオーダーならフルオーダーよりも費用を抑えることができますし、都内へのアクセスもいいので一石二鳥です。

便利=幸せ?

需要があり、何でもそろうということは、多くの人が住んでいます。
それだけ人ごみにあふれ、疲れてしまうということもあるかもしれません。

人間関係も希薄な東京ですので、ドライな生活がしたいと考えるのであれば、住みやすい環境です。
しかし、隣人の顔もわからないようなところは嫌だと思えば、東京は決して住みやすいとは言えないでしょう。

こういった環境は、ストレスということにもつながります。
最近は、23区どころか東京を離れ、田舎で暮らしたいという人も増えました。
仕事もあり、物も満たされている空間ですが、その分だけのストレスがたまる場所でもあるのです。

便利ということは、確かに重要な意味を持つでしょう。
ですが、充足という言葉に置き換えてみると、物があることが心の部分まで充足される条件ではないことも多いのです。
自分の中で、暮らすということに何を求め、どういった生活が幸せだと感じることができるのか。
これをはっきりさせてみると、いったいどちらが自分に向いている環境なのかが、きっと見えてくるはずです。