東京だから大変ということはありませんが、選択肢によります

東京で就職活動する方はかなり多いと思います。
大学の先輩などが就職で苦労されていれば誰もが不安になるでしょう。
ただ、東京には数多く、数えきれないほどの企業がありますし、地方よりは選択肢が広くなります。
日本全体の企業の15%ほどが集まっているといいますので、この数字を見てもほかの地域で就職活動するよりも就職できる確率が高くなるんじゃないかと思う方もいます。

ただ、選択肢による・・・という事がいえます。
東京で就職する人もほかの地域で就職する人も、出来るだけ大手企業に就職したい、安定した職場を求めたいと考えます。
そのため中小企業の求人は3倍以上あるという状態で、実際、就活する人よりもずっと多い状態なのに、就職難という状態です。

つまり大手企業や公務員などの知名度が高く安定している企業などを選択すれば自然に就職は難しくなる、逆に、中小企業の雇用を狙えば就職難民になる事も少ないのかと感じます。

以前よりも就職しにくくなっている

リクルートスーツに身を包み、必死に仕事を探し毎日面接を受けたり、またうまく面接できるようにと、面接対策の教室などに通う学生もたくさんいます。
毎年の就職率を見ると、他国と比較してまだ日本はいい方じゃないかと感じますが、それでも学生で現役就職できない難民と呼ばれる人たちが多い時代ともいわれます。

東京では特に「就職難」状態となっているのです。
なぜかというとそこには、外人の採用、さらに子育て世代の女性が育児休暇を取得する事によって、職場を退職しないという背景が見えてきます。

結婚されてお子さんができると退職するという人が多かったのですが、現代はどの企業も社員の出産、子育てに協力的で多くの女性が休暇を取り、出産から一段落すると職場に戻ってきます。
以前はこうしたことで、学生の就職する口もかなり多かったのですが、女性の社会進出と共に企業の募集も少なくなり、また外国人の方々の雇用も多くなってますので、新卒雇用が難しくなってきているという事がいえます。

就職できるかどうかというのは、どういった企業への就職を目指すのかということがポイントになりますが、大手、公務員系などはかなり難しいと心得て、レベルを下げた雇用先をいくつか出しておくことも必要でしょう。

この先、20代前半の就業率については、2030年あたりになると6割程度まで下がってしまうという試算も出ています。
非正規雇用が多くなるということもこの先考えられる事なので、正社員雇用をしっかりつかむことを考えていくべきです。
東京での就職には特に、こうした非正規雇用が多くなるという事も言われていますので、心して就職活動にかかりましょう。