誰もが嫌う満員電車

満員電車に乗りたいですかと聞かれて、はい乗りたいですと答える人はいないでしょう。
東京に住んでいる人も、東京へ仕事で電車を使っている人でも、できることならば満員電車を避けたいと考えています。
しかし、東京に住むということを考えると、避けられない部分があるのも事実なのです。

そんな状況の中で、できる限り満員電車を避けたいと思うと、そこまで多くの手段があるわけではありません。
ごくわずかな方法ではありますが、回避できないことはありませんので、試してみるのもいいでしょう。

満員にならない電車を利用する

一番先に考えるのは、満員電車にならないときに乗ってしまうことです。
最も確実な方法で、ラッシュ時を避けているのですから、電車は空いていますから満員電車に乗らずに済みます。
ですが、当然ながら欠点もあるから、誰でもできるものではないのです。

ラッシュアワーは、大体朝の7時後半から9時ぐらいまで続きます。
誰でもこの時間に出勤でしょう。

日本の企業を考えた場合、この時間に乗らなければ遅刻してしまうことになるはずです。
そうなると、もっと早く出勤することになるでしょう。
それも、乗り始めるのがこの時間ではなく、到着まで満員電車を避けようと思えば、最寄りの駅着を7時半ごろにしなければいけないのですから、毎日かなりの負担になってしまうのです。
やりたくてもなかなかできないのは、これが問題だといえるでしょう。

そこで、出社時間をずらすことができるかどうかがポイントになってきます。
フレックスタイム制があるのであれば、ずらしてみるとこの時間に電車が利用できるかもしれません。
実際に実行している人は、結構いるものなのです。

次に、混んでいる路線を外すというのも一つの策になるでしょう。
通勤に複数の路線を確保できるのであれば、混んでいるところを外すだけで満員電車に乗らないで済むかもしれません。
ですが、確実性がないところもあるので、毎日回避できるかどうかは運も絡んでしまうでしょう。

満員電車と縁を切る

いっそ、満員電車を使わないという手もあります。
自転車通勤を始めてみたり、バスを使って通勤したりすれば、満員電車には乗らないで済みます。
その代わりに、雨が降れば自転車はきつくなりますし、バスも満員になる可能性も否定できません。

そこで、会社の近くに引っ越してしまうというのが、最終的な選択肢です。
満員電車どころか歩いて行ける場所であれば、何も困ることはないでしょう。

逆の意味で、住んでいるところの近くに職場を見つけ、転職してしまうという方法もあります。
難しい面もありますが、東京ということを考えれば、仕事の数はいっぱいありますので、選択できないこともないかもしれません。

究極的な選択かもしれませんが、自宅で開業してしまえば通勤自体もなくなります。
働かないというのもあるかもしれませんが、生活ということを考えると現実的ではないでしょう。

東京ということを考えると、満員電車は大きな壁になっています。
環境を変えるためには、自分の環境も変えなければいけません。
何の犠牲もなしでは、満員電車のリスクは避けることができないほど、大きな存在だといってもいいでしょう。