タワーマンションが高騰している背景

物価が下がれば都心のマンションほど値上がり幅が下がるだろうと予想される方も少なくないのですが、実施は、首都圏のマンション価格は3年という短い期間に23%もの高騰です。
さらに、都心3区となると37%という高騰を見せています。

都心3区となればほとんどが大きなマンションで、タワーマンションといわれる物件が多くなります。
なぜこのようなタワーマンションが高騰しているのか、その価格形成の仕組みを知っておく必要があります。

まず、都心3区の成約㎡単価ですが、これは横ばい傾向といわれます。
これに伴い売りだされている成約に至っていない在庫の単価についても横ばいという状態です。
これが現状で在庫が多いという状態になっています。

これから上がるという予測は、マイナス金利に至った金融緩和が背景にあります。
金融緩和によって緩和される資金はどこに流れていくかというと、担保がとれる安心の不動産にどんどん流れていきます。

するとローンを組むことになりますので自然と負債が大きくなるのです。
負債が大きくなるということを踏まえると、資産はインフレ状態となります。
これによってタワーマンションが高騰すると予想されるのです。

タワーマンションは、この先高騰するのか

タワーマンションなどもそうですが、東京都、国はこの先東京オリンピックというビッグイベントを迎えます。
そのため、建築費用についても落ち着く要素がありません。
これにより、タワーマンション、その他の物件の新築価格についても、東京都内などで下がることは予想しにくいのです。

しかしこの高騰については、想定内としてタワーマンションを購入される方も多いです。
マンションの価格は21世紀に入り、エリアによって大きく変動しました。
利回りの高いエリアほど非常に高く買われています。
首都圏では2007年あたりから首都圏のどこの分譲マンションでも、4%あたりと一定となり、情報公開してから5年という年月で裁定取引が終了したと考えられています。

リーマンショック以降、調整が行われたことで不動産投資も多くの方が行うようになり、利回りにプラスして売却についての戦略が重視されるようになりました。
そして、マンション価格は物件によって下落のスピードが違うということがわかっています。

不動産投資という面を考慮しても、都心で物件を購入する方が値下がりしにくいということもあり、タワーマンションが高騰しても資産的価値などがある都心のタワーマンションを購入される方が多い、需要が高いという事になるので、高騰してしまうという状態なのです。
タワーマンションの購入を検討する際は、このようなことに注意をしましょう。